【おしらせ】ユナイテッドアローズのECおよびOMOに関するコラムが公開されました

市川マーケティング研究所の鈴木は、forUSERS株式会社様が運営するブログ・メディアで記事を執筆しています。

ecAction(イーシーアクション):著者ページ
https://ecact.jp/author/suzuki/

本日(2025年9月4日)公開された記事では、日本を代表するセレクトショップであり、業界の中でも先駆けて自社ECを手掛けた企業でもある、ユナイテッドアローズを取り上げ、同社のECとOMO(Online merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)について解説しています。

ユナイテッドアローズが注力するOMO戦略3選(2025.09.04)

ユナイテッドアローズが注力するOMO戦略3選 | ecAction(イーシーアクション)

全国に展開する実店舗での接客・提案力に定評のあるユナイテッドアローズは、国内アパレル業界の中でもいち早く自社ECに挑戦した企業です。長年の試行錯誤を経て、2022年…

記事のリード文を紹介します。

いまや小売業にとって、オンラインとオフラインを切り離して考えることはできません。  実店舗の強みをどう活かし、自社ECを成長させるか。多くの企業がこの課題に挑んでいます。

1989年創業のセレクトショップ、ユナイテッドアローズも例外ではありません。

優れた接客力と売場づくりで知られる同社が、近年注力しているのは店舗とデジタルを組み合わせたOMO(Online Merges with Offline、オンラインとオフラインの融合)戦略です。

これは2023年5月に発表された中期経営計画の柱「UA DIGITAL戦略」の中核をなす取り組みです。ユナイテッドアローズのOMO戦略は、店舗を営みながらECサイトにも注力しようとしている企業にとって、大変参考になるものです。

そこで、本稿では、ユナイテッドアローズのOMO戦略について解説するとともに、小売ビジネスの専門家ならでは視点から分析と示唆を提示します。

出所:鈴木雄高「ユナイテッドアローズが注力するOMO戦略3選」、ecAction、2025年9月4日公開、https://ecact.jp/unitedarrows/(2025年9月4日閲覧)

記事の中盤から後半にかけて、「自社ECサイトの変遷|3つの転換期」と「OMO施策3選」について説明をしています。

自社ECサイトの変遷|3つの転換期

  1. 2007年:自社ECサイトに初めてチャレンジ
  2. 2009年:ZOZO子会社に自社ECサイトを運営委託
  3. 2022年:自社ECサイトのリニューアルでOMO戦略推進

OMO施策3選

  1. OMO戦略の中核を担う販売活動におけるDX拡大
  2. 新会員プログラム「UAクラブ」で顧客に行動を促す
  3. OMO戦略に最適化されたアプリの機能強化

記事中で使用している語とはあえて改変していますが、上のような構成になっています。

出所:株式会社ユナイテッドアローズ「統合レポート2024」
記事内の「OMO戦略の中核を担う販売活動におけるDX拡大」と関連します。
出所:株式会社ユナイテッドアローズ「統合レポート2024」
記事内の「新会員プログラム『UAクラブ』で顧客に行動を促す」と関連します。

ユナイテッドアローズの取り組みは、特に、嗜好品やライフスタイル商品(比較的高価格帯)を扱い、接客販売に強みを持つ小売業で、ECにも注力している企業にとって、示唆に富むものです。是非、読んでみてください。

ユナイテッドアローズが注力するOMO戦略3選(2025.09.04)
https://ecact.jp/unitedarrows/

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なお、以前、同じアパレル小売業のアダストリアを取り上げ、ECサイトのプラットフォーム化について解説しました。

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