【おしらせ】アダストリアのEC「and ST」に関するコラムが公開されました

市川マーケティング研究所の鈴木は、forUSERS株式会社様が運営するブログ・メディアで記事を執筆しています。

ecAction(イーシーアクション):著者ページ
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本日(2025年7月2日)公開された記事では、アパレル小売りチェーンのアダストリアが手掛けるECサイト、and ST(アンドエスティ)について、同サイトが目指そうとしているプラットフォーム化のことを中心にあれこれ語っています。

アダストリアのEC「and ST」が目指すプラットフォーム化(2025.07.02)

アダストリアのEC「and ST」が目指すプラットフォーム化 | ecAction(イーシーアクション)

アパレル小売業のアダストリアのECサイト「and ST」はオープン化を図り、他ブランドも販売するなど、プラットフォーマー化を目指しています。同社の中期経営計画などを読…

記事のリード文を紹介します。

株式会社アダストリアは、「GLOBAL WORK」「niko and …」「LOWRYS FARM」などのブランドを展開しているカジュアルファッションの専門チェーンです。近年、変化し続ける消費者の価値観や購買行動を見据えながら、自社のビジネスモデルを大きく転換しようとしています。

2025年4月に発表された2030年2月期までの中期経営計画では、従来のSPA(製造小売業)モデルから、プラットフォーム型ビジネスへの変革を打ち出しました。その中心に位置づけられているのが、2024年に「.st(ドットエスティ)」から名称を変更した自社ECサイト「and ST(アンドエスティ)」です。

ECサイトとリアル店舗の連動を深め、プラットフォーム化を目指すアダストリアの戦略は、アパレル業界の未来を占う上で、そして、オンラインとの融合を図ろうとするリアル小売企業のあり方を考える上で、非常に興味深い動きです。

本稿では、アダストリアの中期経営計画などをもとに、and STの戦略や特徴を紐解き、取り組みの独自性や先進性を確認します。また、筆者なりの視点で、同社の課題についても検討します。

出所:鈴木雄高「アダストリアのEC『and ST』が目指すプラットフォーム化」、ecAction、2025年7月2日公開、https://ecact.jp/adastria_ec/(2025年7月2日閲覧)

ZOZOTOWNや楽天ファッションなど、衣料品を販売する有力なECサイト、ECモールは他にも存在します。これらはいずれもEC専業の事業者が手がけている販売チャネルです。一方、and ST はリアル店舗をチェーン展開する、店舗小売業が営むECサイトです。

店舗を多く持ち、日々、顧客と接している従業員を擁する企業、アダストリア(9月1日に持株会社体制へ移行し、株式会社アンドエスティHDに名称が変更されます)は、and ST を、専業事業者のECサイトとは異なる、同社が思い描くようなプラットフォームにすることができるでしょうか。

記事の最後に2文を紹介し、本稿を締めくくりたいと思います。

アダストリアの5回目のチェンジであるプラットフォーマー化は、新しいビジネスモデルの確立を目指すものでもあります。同社の取り組みは、アパレル業界に対してはもちろん、オンラインとの融合を志向するリアル小売企業に、大きな影響をもたらす可能性があります。今後も同社の動向に注目していきます。

出所:鈴木雄高「アダストリアのEC『and ST』が目指すプラットフォーム化」、ecAction、2025年7月2日公開、https://ecact.jp/adastria_ec/(2025年7月2日閲覧)

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