【おしらせ】アイリスのEC戦略に関するコラムが公開されました

市川マーケティング研究所の鈴木は、forUSERS株式会社様が運営するブログ・メディアで記事を執筆しています。

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本日(2025年10月9日)公開された記事では、日用品から家電、加工食品まで、幅広いカテゴリーの製品を自社工場で製造し、四半世紀に渡ってネット通販事業にも注力する、アイリオーヤマおよびアイリスグループのEC戦略について解説しています。

自社ECサイトであるアイリスプラザと、大手ECモールをはじめとした他社モールの両輪が、順調に回転している状況にあるとみられる同社のEC戦略を、ECに限らない企業としての特徴、独自性と関連付けて論じています。

アイリスオーヤマECの2本柱「アイリスプラザ×他社モール」の独自戦略(2025.10.09)

アイリスオーヤマECの2本柱「アイリスプラザ×他社モール」の独自戦略 | ecAction(イーシーアクション)

日用品や家電、加工食品まで、自社工場で製造する製品ラインナップを拡張し続けて成長するアイリスオーヤマを中心としたアイリスグループは、四半世紀に渡ってネット通販…

この記事でも紹介している情報ですが、同社は世の中の動きに翻弄され、あるいは、順応し、変革を続けてきました。戦後、工場から始まった同社のあゆみを簡単にまとめると、下表のようになります。

アイリスグループの歩み

出所:アイリスオーヤマ株式会社公式ウェブサイト「2025年度会社案内」を元に筆者作成。

下図は、1990年以降の売上高(灰色部分がアイリスオーヤマ単体、その上の桃色部分が同社を除くグループ全体)の推移です。上の表で、2010年代以降に「ジャパン・ソリューション」を打ち出していますが、これと呼応するように、2011年の東日本大震災、2020年以降の新型コロナウイルス感染症の拡大時期に、事業規模を拡大していることがわかります。

アイリスグループおよびアイリスオーヤマ単体の売上高の推移

出所:アイリスオーヤマ株式会社公式ウェブサイト「2025年度会社案内」

今回、記事を執筆するにあたり、大山健太郎会長の著作も読み、独自性が強みとなっていることと、独自性をシンプルな言葉で表現していることが印象的でした。ここでいう強みとは、競合他社に勝つという強さを表すものではなく、社会情勢、経営環境が変化しても、業績が大崩れしない逞しさのようなものを意味します。

株式公開をしていないこともあり、知られざる大企業という、ぼんやりしたイメージで同グループを捉えている人も多いかもしれませんが、EC事業(ネット通販事業)に限らない同グループの特徴について、中でも、最近15年弱で大きく成長を遂げる原動力ともなっている、独自業態「メーカーベンダー」と、ものづくりにおける「ユーザーイン発想」に関して解説しているので、是非、読んでみていただければと思います。

アイリスオーヤマECの2本柱「アイリスプラザ×他社モール」の独自戦略(2025.10.09)
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