【おしらせ】3COINSなどを展開するパルグループのEC戦略に関するコラムが公開されました

市川マーケティング研究所の鈴木は、forUSERS株式会社様が運営するブログ・メディアで記事を執筆しています。

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本日(2025年9月10日)公開された記事では、300を超える店舗を展開する「3COINS(スリーコインズ)」など、約50のブランドを展開するパルグループホールディングスを取り上げ、業界ではEC後発組ながら、短期間で急成長を遂げている同社のECの戦略について解説しています。

「3COINS」を擁する「パルグループ」独自のEC戦略(2025.09.10)

「3COINS」を擁する「パルグループ」独自のEC戦略 | ecAction(イーシーアクション)

3COINSをはじめ約50のアパレル・雑貨ブランドを抱えるパルグルーホールディングスのECへの注力は、業界では後発組でしたが、「店舗ありき」の考え方と「店舗スタッフ個人…

パルグループは、近年(コロナ禍の影響を受けた2021年2月期を除いて)、売上高は増加を続けており、経常利益率も同様の傾向を示しています(上の記事で解説しています)。店舗事業も順調ではありますが、パルグループ全体の成長を急成長を遂げているEC事業が支えていると言えます。

下図は、EC売上高と、衣料品のEC化率(対衣料売上高比率)の推移を示しています。全体売上は2021年3月期に減少しましたが、店舗が営業停止を余儀なくされた、このタイミングで、同社はEC事業に注力しました。従来は、ZOZO TOWNでの販売がEC売上の中心でしたが、2021年2月期に自社ECサイト「パルクローゼット」の売上高が急増し、以降も好調を維持しています。

出所:株式会社パルグループホールディングス「決算説明会資料」(2017年2月期~2025年2月期)より筆者が作成。

パルグループのEC成長の背景には、「店舗スタッフのSNSでの発信 → EC・店舗 → パーソナライズ」という順に、オンラインとオフラインを連携させている戦略(OMO戦略)が奏功していることがあります。実店舗とECは、情報発信や接点作りで相互に補完する関係になっており、OMO戦略が、顧客体験の向上とLTV(顧客生涯価値)の最大化につながっています。

店舗スタッフ個人の情報発信が顧客の購買意欲を喚起したり、ファンをつくる流れを生んでいる点は、数日前に公開されたユナイテッドアローズのOMOにも通じます。

【おしらせ】ユナイテッドアローズのECおよびOMOに関するコラムが公開されました

市川マーケティング研究所の鈴木は、forUSERS株式会社様が運営するブログ・メディアで記事を執筆しています。 ecAction(イーシーアクション):著者ページ 本日(2025年9…

今回の記事では、パルグループのユニークなEC戦略から学べることを数多く紹介しているので、是非チェックしてみてください。

「3COINS」を擁する「パルグループ」独自のEC戦略(2025.09.10)
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