【おしらせ】セブン‐イレブンの7NOWについて考察したコラムが公開されました

市川マーケティング研究所の鈴木は、forUSERS株式会社様が運営するブログ・メディアで記事を執筆しています。
ecAction(イーシーアクション):著者ページ
https://ecact.jp/author/suzuki/
本日(2025年6月5日)公開された記事では、セブン‐イレブンがてがけるクイックコマース、7NOW(セブンナウ)について、成長の可能性を探っています。
セブン‐イレブン EC「7NOW」成長の可能性を探る(2025.06.05)
国内の7NOWの歩みを簡単にまとめると、このようになります。
- 2017年 10月 北海道で「セブン‐イレブンネットコンビニ」テスト開始
- 2019年 11月 広島県でテスト開始
- 2020年 7月 東京都でテスト開始
- 2020年 12月 最短30分でのお届け開始
- 2022年 2月 約1,200店にテスト店舗拡大
- 2022年 2月 「7NOW」に名称変更
- 2020年 12月 神奈川県で開始
- 2023年 2月 埼玉県・千葉県で開始
- 2023年 8月 約5,400店に展開
- 2023年 9月 専用アプリ「7NOW」リリース
- 2024年 2月 九州の7県で開始、1都1道14県の約12,000店で展開
- 2024年 8月 7NOW初の限定商品を北海道で販売開始
- 2024年 8月 1都1道2府22県の約16,000店で展開
- 2025年 2月 全国展開完了
- 2025年 4月 7NOW専用商品の揚げ物5アイテムを全国で販売開始
- 2025年 5月 南大沢の2店舗で自動走行ロボットによる屋外配送実験(~2026年2月)
情報出所:株式会社セブン‐イレブン・ジャパンのニュースリリースをもとに作成。
公開された記事から、一部を引用します。
7NOWという名称は2022年2月から使用されていますが、それ以前からセブン‐イレブンは一部地域で「セブン‐イレブン ネットコンビニ」という名称の店舗出荷型ECサービスを展開していました。
このネットコンビニは、2017年10月に北海道の札幌・小樽地区の15店舗で実証実験としてスタートしました。実は、この取り組みは、本部主導のトップダウンによるものではなく、現場、つまり、店舗からの「お客様の不便を解消したい」という強い想いから始まったのです。
(情報出所:株式会社セブン&アイ・ホールディングス 2018年2月期 決算説明会資料)北海道は、高齢化が進み、買物不便者が増加していることなどから、「日本の課題先進地域」と称されることがありますが、北海道の店舗から顧客視点の新しいサービスが始まり、今では全国に展開しているという意味で、7NOWはコンビニエンスストアが地域の生活インフラとして進化していく一端を担うサービスだと評価できます。
北海道でスタートしたネットコンビニのテストは、その後、東京都、広島県でも展開され、名称が7NOWに変更された2022年2月には、約1,200店舗でテストを実施していました。その後は、順調に店舗数を増やし、2025年2月には全国展開が完了しています。
鈴木雄高「セブン‐イレブン EC『7NOW』成長の可能性を探る」、ecAction、2025年6月5日公開、https://ecact.jp/sevennow/(2025年6月5日閲覧)
ちなみに、コラムにも同じものがありますが(見た目は異なります)、以下の表は、注文から到着までのリードタイムと出荷拠点のタイプという2つの軸で、国内の主な食品ECを整理したものです。

この表に登場している、「イオンネットスーパー」と「Green Beans」についての記事も以前に執筆しました。
また、上の表には収まりきらないユニークなECとして、「ファミマオンライン」に関する記事も書きました。
このように、ecActionというメディアでの連載記事では、店舗小売業が手掛ける様々なECサービス、EC事業、あるいは、デジタルマーケティングについて、なるべくわかりやすく、かつ、他の記事にはないような、筆者(市川マーケティング研究所の代表を務める鈴木雄高)ならではの着眼点を盛り込み、独自の切り口からの考察を通じて、深掘りするようにしています。
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市川マーケティング研究所の代表(鈴木雄高)が執筆した文章のリストを、以下のページに載せています。お読みいただけば、どのような分野を取り上げてきたか、あるいは、メディアではどんな出来事を解説しているのか、把握できると思います。
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