【おしらせ】西友の買収と首都圏へのTRIAL GO出店で注目されるトライアルのDXに関するコラムが公開されました

市川マーケティング研究所の鈴木雄高は、forUSERS株式会社様が運営するブログ・メディアで記事を執筆しています。
ecAction(イーシーアクション):著者ページ
https://ecact.jp/author/suzuki/
2025年11月は、ecActionに4本の記事が公開されました。
- ライフネットスーパーの成長の軌跡と将来展望
- 「食品メーカーのEC戦略」メリット・デメリットとカゴメの取り組み
- トライアルが実現する「流通情報革命」:共創とDXで切り拓く小売の新時代
- 「食品メーカーのEC戦略」日清食品D2C事業の革新
これらのうち、1と2は既に「おしらせ」で紹介しています。
本稿では、冒頭に画像(鈴木雄高が2025年11月21日に撮影)を掲載した TRIAL GO(トライアルゴー)を首都圏に出店したばかりのトライアルホールディングスが推進してきたDX=デジタルトランスフォーメーションについて解説した記事である、3を紹介します。
トライアルが実現する「流通情報革命」:共創とDXで切り拓く小売の新時代(2025.11.30)
トライアルホールディングスは、今年のはじめに、西友の買収を発表し、7月に買収して完全子会社化しています。その結果、9月末時点で、下図のような店舗網を全国に築くに至っています。店舗数は600を超えています。
トライアルの店舗配置(2025年9月末時点、西友を含む)

ちなみに、西友の店舗フォーマットの「ハイパーマーケット」は、2フロアや3フロアなど、複数階層から成り、食品だけでなく、衣料品なども扱っている「総合スーパー」に相当します。「スーパーマーケット」は「食品スーパー」ですね。
トライアルの店舗には色々な特徴がありますが、ショッピングカートにタブレット決済機能が備わっている「Skip Cart」と名付けられた、スマートショッピングカートを使って買物できる点は、同社店舗の特異性を際立たせています(小型店の TRIAL GO には設置されていません)。
もっとも、現在では、イオン、カスミ、マルエツ、ダイエーなど、類似のショッピングカートを店舗に置いている小売店舗が増えてきていますが(トライアルは約8年前の2018年2月に、日本で初めてこの種のカートを導入しました)。
トライアルの店舗に導入されているスマートショッピングカート「Skip Cart」

トライアルと西友のダブルネーム店「トライアル西友」の1号店(西友花小金井店を改装した、トライアル西友花小金井店)が、3日前の2025年11月28日にオープンしたことも記憶に新しいと思います。
Googleで「トライアル西友」を検索した結果(検索日:2025年12月1日)

コラムでも触れていますが、トライアルはこれまでに様々なシステムを開発し、店舗に導入してきましたが、失敗に終わったものもあります。しかし、開発や導入実験の過程で得た知見は、後の施策に活かせるため、糧になっています。こうした動きを繰り返している同社には、「とにかくやってみる」というフットワークの軽さがあると感じます。
ぜひ、記事をチェックしてみてください。

