【年末年始のご案内】2025年が去り、2026年がやって来ます。

間もなく西暦2025年が終わろうとしています。

行く年くる年という言葉がある通り、あるいは、去る者あれば来る者ありと言うように、2025年が終わった直後、2026年が始まりますね。

市川マーケティング研究所では、年末年始、束の間のお休みをいただきます。

2025年は(一部の例外を除いて)12月26日、金曜日の夕方で、年内の仕事納めとなります。

明けて2026年、1月5日、月曜日の朝、営業再開いたします。

皆様の事業は、今年1年、いかがでしたか?振り返っている余裕もなく、既に年明け、そして、2月、3月、4月の活動に向けて、準備を重ねているかもしれませんね。

当研究所でも、来年の中盤から後半にかけて展開していく事業をお手伝いしていますし、関わっているものの中には、2030年頃の事業活動を見据えて行うマーケティング・リサーチもあります。というように、依頼主様のマーケティングを支援することを生業としていると、未来に巻き込まれていくような感覚を覚えることもあります。

現在の活動が、未来を決める

――というようなことをバシッと言い切ることは、とてもできません。定量的な予測は当たりませんし、不確実な出来事が次々と起こるのが現実社会ですから。しかしながら、行き当たりばったりではなく、ある程度、論理的に考え、言語化して関係者間で内容を共有し、その裏付けとなる数値を示すこと、人間が頭で理解できる、納得のできる道筋を立てることが重要だと考えています。

予測はどうせ外れる、だからやってもしょうがない、と思うのであれば、やる必要はありません。

予測は外れると思う、でも、被説明変数(目的変数)と、説明変数(独立変数)の関係をモデル化することで、変数間の相関関係を理解しておくことが大事なのだ、などと考えるのであれば、予測のロジックを組み立て、それを理解すればよいのだと思います。

話が逸れてしまいましたが、皆様、2025年は大変お世話になり、ありがとうございました。いや、世話などしていないよ、という方にも、この記事を読んでいただいたことに感謝をお伝えしたいです。この記事を、2026年の1月5日以降に初めて読んでいる方にさえ、御礼を述べたいのです。

感謝を伝える、御礼を述べる私は、過去の私(今、これを書いている私から見れば現在の私ですが、この記事を読んでいる皆様、というか、あなた自身から見れば、過去の私)です。過去の人間が、未来の行為者に何かを伝えるのが、文章であり、音声であり、映像であり、あらゆる記録だと言えます。

リアルタイムで、対面して会話をしている場合でも、Aさんが発した言葉が、Bさんの耳に届いて脳で理解するまでにはタイムラグがありますし(音速という言葉が存在することの意味を思い出してください)、Aさんの言葉を聴いたBさんが同意を示すために深くうなずくのを、Aさんが見て、つまり、網膜で像を結び、脳で理解するまでには、やはりタイムラグがあります(光速という――)。

私たちは、いつでも過去に放たれたメッセージや、メッセージだと解釈しうるものを、未来に受け取っているのです。

ちょっと話が大きくそれすぎましたね。ファミスタで曲がりすぎるカーヴでボールがおかしなところに飛んでいくかのように。

どうでも良いような、大事なことのようなことを綴りましたが、せわしなく、いつも先のことを考えてしまい、頭が未来に支配されているような窮屈な感覚を覚える人は、年末年始、なるべく生産的なことをせずに、上で述べたようなことを延々と考えてみるのも、あながち悪くないと思いますよ。

それでは、年内、あと数日ですが、良い仕事をしましょう!そして、年明け、必ずまた元気な顔を見せてくださいね。

メリークリスマス!